不動産担保ローンを組みたい場合、融資を受けたい土地や建物についての情報をチェックする必要があります。その土地をいくらで購入したか、が重要なのではなく、今いくらで販売されているか、という市場価格が重要になってきます。それでいくら広大な敷地でも田舎にある田んぼや山林など、市場に流通しにくい土地は融資できないこともあります。逆に良い立地にあるマンションなど、流通価格が良い物件は、自分が住んでいても担保にできる場合があります。
融資を行ってくれる会社にまず、融資可能かどうか電話やメールなどで問い合わせることができます。物件によって条件は異なるため、細かなことでもしっかり質問して理解するようにします。
融資に必要な書類など
不動産担保ローンを組む場合、基本的には融資を受けたい人の身分証明書が必要です。そして印鑑証明書、住民票、納税証明書など市役所で発行してもらう各種書類を準備します。
次に融資を受けたい担保不動産についての、様々な情報を提出します。例えば、登記簿謄本や住宅地図、地積測量図などです。建物に関して、相続税などの税金をきちんと払っているかの証明書も必要です。公課証明など市役所で準備します。
書類は一度市役所に行ってすべて準備できると、手間が省けます。分からないことは、融資会社に聞いてそろえていきます。書類は最新のもの、とか3か月以内のもの、とあるので条件に合うように準備します。
個人名義ではなく会社として融資を受ける場合は、以上の書類以外に決算書や会社謄本といった書類が必要です。審査期間も考慮しつつ、時間の余裕を見て準備します。
融資までの流れ
融資会社が行う仮審査、本審査を経て、融資可能な金額や返済条件が決まっていきます。審査期間を待ち、条件に納得したら契約となります。契約の際、公正証書を作成したり、抵当権設定を行ったりします。実際の契約締結後、指定口座に融資額が振り込まれます。細かな条件は一つひとつの不動産によって異なります。契約書をよく読んで契約します。
融資会社のホームページがあるなら、そちらもよく読んでおきます。実際に利用したお客様の声や、よくある質問というページがあるかもしれません。どんな条件でどれくらいの融資が可能か、ある程度の情報を得ることができます。どういった相談に乗ってもらったのか、どんな点に気を付けたらいいのか分かりやすく説明している会社もあります。