不動産担保ローンは、不動産そのものについて、また融資を受ける人の信用力について、一定の審査期間が必要です。銀行から融資を受ける場合と、ノンバンク系では審査期間に違いがありスピードが異なります。
銀行を利用する場合は、3週間から1か月程度の期間が必要です。ノンバンク系は、インターネット上の案内を見ると最短で即日、という紹介がされているところもあります。しかし実際は大まかに言って大体3日ほど審査にかかり、実際の融資まで約1週間というところが多いです。インターネット上で示されている期間は最短で資料がきちんとそろっていて、審査がスムーズに進む場合です。なるべく早い審査を希望するなら自分が揃える書類は何なのか、時間がかかりそうなのは何かをチェックする必要があります。
自分で事前にできること
情報をインターネットなどを使って、集めておきます。融資を受ける人に関する資料と、土地や建物に関する資料を準備しなければなりません。書類の確認はもちろんですが、融資を受ける条件もある程度は公開されているので、参考にします。
個人事業者などで、事業資金を複数のローンを組んで活用している人がが融資を受けたいと考えている場合、返済負担率をチェックしておくと良いでしょう。もちろん、融資を受ける会社によって返済負担率は異なりますが、目安となる数字があります。収入に対してすべてのローンの借り入れが、大体30パーセント以内に収まるか、という目安です。いくつかのローンがある場合、自分でも計算しておくと安心です。
審査を受ける前に無料相談を利用する
不動産担保ローンは、どんな不動産を担保にするかによって、借り入れできる金額や金利などが大きく異なります。審査を受ける前にどんな点に気を付ける必要があるか、相談することもできます。
ほとんどの会社がインターネット上で無料の相談を受け付けています。仮審査とも呼ばれるもので、どういった不動産を担保にしたいか、融資を受けたい人の年収や納税の有無などいくつかの情報を提示して、融資可能かどうか確認してもらいます。不動産によっては担保として受け付けできないものもあります。また金利についても様々な要素を考慮して、見込みを教えてくれます。相談は無料で受け付けているところがほとんどですので、納得いくまで相談できます。条件に納得できるようなら、次の本審査に向けて準備していきます。